商品詳細
発行年:2004
出版:Steven Leiber
言語:英語
サイズ:A3
コンディション
中古 経年並 スレヨレ シミ 6つに折られています
古いものにつき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。
注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
スティーブン・ライバー氏が2004年に発行したPROPOSALのNo.14です。
この14号の特集はCAROLEE SCHNEEMANN キャロリー・シュニーマンです。
キャロリー・シュニーマン(1937 年〜)は、ハンガリー生まれのアメリカのアーティスト
性別、身体、セクシュアリティをテーマに作品を制作した視覚実験芸術家(コラージュ、彫刻、写真、映画)です。
シュニーマンは「第一世代フェミニスト・アーティスト」ともみなされています。が、彼女が活躍した時代、アメリカのアート界は、今よりもずっと男性中心。男性的な英雄主義には興味がなかった彼女がフェミニズムを意識していなくても当時の社会がそのように認識したのかもしれないとも思います。
そんなアート界の雰囲気に対して、アナーキーな精神性を持ったカプローやフルクサスをはじめとするアーティスト達と交流を通じ、ハプニング的な表現に移行。アイディアを共有することはあってもフルクサスをはじめとする特定の運動からは独立して活動していました。
このPROPOSALのタイトルになっている「MORE THAN MEAT JOY 」の「MEAT JOY」は、彼女の1964年の作品(パフォーマンス)で、芸術界の性差別と男性優位社会の経験を経たシュニーマンが、ジェンダー、フェミニズム、そして女性の身体をめぐる物語を解体し、再構築しようとする試みであり、女性のセクシュアリティに関する固定観念に異議を唱えたものでした。彼女の最も有名なパフォーマンスの一つ「Interior Scrolls」(1975年)は、女性ならではの表現。過激ですがとても辛辣に私たちの固定概念を打ち砕いてきます。「私は何かをタブーに仕立て上げることができる。タブーが形式的に強制力を持つようになると、それが余波のように作用する。それが作品の力強さを増すのです」と彼女が語っています。
スティーブン・ライバーのこのPROPOSALは、全部で27枚発行されているそうです。
6つ折りにして封筒入れられ、2週間間隔で定期的に郵送されたとのこと。2週間間隔というからには、入念な準備があったはずで、ただの書店の販売リストというより、一つのアートプロジェクトの試みだったことが伺えます。
印刷でなくて、コピーだよね?という雰囲気がまたなんとも言えなく親しみがわきます。
こういうプロジェクトならば、当店みたいに脆弱な書店でもできそう!とは思いますが、
特集するアイテムの収集、選定、企画などやはり相当な準備と情熱があってこそ。
やはりライバーの評価にはちゃんと理由があるのだと・・・でも何かできそう!という勇気と希望をいただけますね。
清里現代美術館のコレクションからご紹介しています。
伊藤さんは、このライバーのPROPOSALに掲載されているものを参考にコレクションを広げていった傾向があります。
ということで、当店はフルセットはありませんが全部で9枚ありまして、アーカイブも兼ねてこの後少しづつご紹介してゆきます。
販売は、全てのアイテムのご紹介が終わった段階でいたしますので、9枚揃ってお求めいただける方はぜひメールなどでお知らせください。
¥8,300
※この商品は、最短で7月21日(月)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
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