古書店に、なぜハタキが?・・・・謎多き番外編アイテム。
本屋さんの掃除にはハタキ!というのは少し古い常識ですしハタキそのものがもはや廃れつつある掃除道具。それを敢えてSHOPアイテムとしてご紹介する所以は・・・
店主の母・祖母が和裁士で、店主自身も和裁は少々嗜みます。
着物を着ていることも普通の人よりは多く、不要になった着物をいただくことがままあります。そんな着られなくなった着物を解いて繰り回しますが、裏地(胴裏)ばかり残ります。母に薄くて軽い正絹の胴裏は、ハタキにするが◯。ハサミで断つより裂いた方が埃をよく絡めて良いのだと教わりました。
亡義父が植えて育てていた庭の黒竹を軸にして、最初は純和風のハタキを作っていたのですが・・・現代アートの本の仕事をしている店主、ある時、ダニエル・ビュランのストライプみたいなハタキがあったら掃除が楽しくなるのではと鮮やかな色に染め始めました。
正絹ハタキは売っているようであまり売っていません。このSHOPで紹介したり、ブックフェアには半分くらいのサイズminiを持っていったところ案外と評判が良く、既に200本近くが嫁いで行きました。
店主も段々と正絹ハタキのポテンシャル、概念が反転してゆきました。一番面白かったのは「また内職してる〜」と笑っていた家族が、これは事業化したらイケるのでは?というマインドに反転した現象。これは、正に現代アートを見ていてそれまでの概念が反転する様。
日常の掃除という行為が現代アートぽくなるのは面白く、日常をアートと分けないと言う精神はある意味FLUXUS的なのか?
首都圏清掃整理促進運動と関連があるのか無いのか?
結果
「ハタキから現代アートをテレスコープするワークショップ」をNPO Telescopeとして開催しております。もちろん世界で一つの自作ハタキも持って帰れますが「現代アートを観ることは、既成概念をひっくり返す新しい視野を手に入れる(かもしれない)体験でもある」ことをお伝えできればと思っています。
解き反物の胴裏を手染めしている短冊のカラーバリエーションは一期一会。お気に召しましたらどうぞ。
なお、黒竹は自然のものなので一様ではありません。少し曲がっている場合もございますが、ご使用には問題ない範囲です。
(ワークショップでは、唯一無二の曲がった黒竹をわざわざ選ぶ方が多いのは面白い現象)正絹は、家具やものを痛めず、優しく誇りを払います。
だいぶ振り落としてありますが、使い始めは糸きれが落ちるかもしれません。だんだんと落ち着き使い勝手の良いハタキに育ってゆきます。その過程もお楽しみください。
サイズ
正絹布地(短冊) 約28cmくらい
黒竹軸 約50cm
かけ紐(正絹) 約10cm
※ このアイテムは、黒竹が唯一無二の曲がり具合です。ご使用には問題ありません。
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