
商品詳細
発行年:1994年
出版:Left Hand Books
言語:英語
サイズ: 18×25.3cm
コンディション
経年並 概ね良好
中古本につき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。
注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
11993年にLeft Hand Booksから出版された、ディック・ヒギンズの本。
フルクサスの中心を成したアーティスト、ディック・ヒギンズが、「バスター・キートンという存在そのものをひとつの神話や哲学」として捉え、それをスクラブルによる制作した、11編の演劇的なテキストを掲載しています。
スクラブル:Scrabble というのは、英語圏では一家に一台はあるという有名な単語作成ボードゲームのことです。検索すると画像が出てきます。それを見ると、11編の最初のページの意味がわかってくると思います。このゲームを、ディック・ヒギンズは、アリソン・ノウルズやブライアン・マクヒューとやって制作したと・・・
そして、バスター・キートン:Buster Keatonについてもちょっと書いておきます。
写真2と5がキートンの写真。キートンの代名詞「ストーン・フェイス」です。
こんな「無表情が生み出すおかしみ」で、チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと並び「世界の三大喜劇王」と呼ばれる 1895年~1966年のアメリカ合衆国の喜劇俳優です。
ちなみに、AIに日本の俳優だと誰に相当するか訊いてみたら、阿部寛さん(テルマエロマエ)かもと教えてくれました。(笑)キートンの映画はサブスクでもたくさんあるし、アニメ「羊のショーン」の監督リチャード・スターザックは、「ショーンたちを形作るにあたり、一番参考になっているのはバスター・キートン」と述べているそう・・・これには店主も確かに!と頷いてしまいました。
後ろ表紙の解説から・・・
「津波のあと、骨を鍬(くわ)で掘り起こせるか? カンガルーは無限になれるか? 無法者をグラフに描けるか?」——『バスター・キートン、楽園に入る』の第2場「2巻物(Two-Reelers)」において、検閲官はこう問いかける。
ディック・ヒギンズは、言語に通常では表現し得ないものを表現させ、アントナン・アルトーが「話し言葉からなる形而上学」と呼んだもの、すなわち、言語を言語自身に対して反転させる手法を構築している。 「ここでは灰が引用される/流行の灰が/その軌道の中で/我々はしばしば融資を受けるのだ」
この戯曲を制作するため、ヒギンズはアリソン・ノウルズ、ブライアン・マクヒューと共に、得点を競わないスクラブル(単語作成ボードゲーム)を11回行った。そして、そこで作られた単語リストをもとに、全11場のシーンを書き上げたのだ。プレイヤーたちは各ゲームの開始時、ボードの中央にまず「Buster Keaton」という文字を並べることから始めた。
この映画作家(キートン)に対するヒギンズの瞑想は、まず一連の言葉遊びを通じて屈折し、次いで戯曲の中の夢のような台詞たちへと形を変える。こうしてバスター・キートンは、絶えず漂い続ける過激な存在(ラジカル)となり、劇中では一人の「ダンサー」として描写される。このダンサーは、同時に20世紀の芸術形式にキートンが与えた影響をも象徴している。ヒギンズはその「屈折」というプロセスを通じ、キートンが歩んだもう一つの、知られざる並行歴史を構築しているのである。
ヒギンズは序文でこう述べている。 「バスター・キートンの映画作品は、時を経てチャーリー・チャップリンのそれを凌駕するようになった。彼のコメディ的な『普通の人』という象徴と、あの無表情(デッドパン)なマスクは、現代のアイコンとなった。彼の映画のプロットは、拒絶と欲望の局面を通り抜ける一人の部外者を描き出す。しかし、彼を部外者たらしめているその資質こそが、最終的に彼を勝利へと導くのである」
以上
なかなかマニアックな本ですね!
¥9,900
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