商品詳細
差出人:楠部彌弌
受取人:堅山南風
サイズ: 封書8.5×21.1cm (封筒のサイズ)
コンディション
中古 経年並 切手と消印あり
古いものにつき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。
注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
日本画家 堅山南風宛 陶芸家 楠部彌弌による肉筆の書状1通
美しい墨文字でしたためられた封書の手紙。
内容は、送ってもらった果物が美味しかったというお礼状だそうです。
あまりに達筆で、不勉強な店主、読めなかったので友人に助けてもらいました。
昭和15年(1940年)の消印があります。貼られている切手は「10円切手 法隆寺壁画」
太平洋戦争に突入する前年の手紙です。
読めもしないのですが、美しい文字だなあとため息が出てしまいます。こんな文字が書ける人生を歩んでみたかった。
美しい文字が書けるということは、肉体にインストールされていて誰にも奪われることのない豊かな素養です。戦前とはいえ、戦時色が濃くなって来ていた頃かと想像しますが、こんな手紙が郵便受けに届くというのはきっと心躍るような出来事だったはず。人間の手触りが失われていない時代であったのかもしれません。だからと言って、この時代に戻れというのではなく、人間の手触り感の必要性には、今の時代にも学ぶことは多いのではないかと考えました。というようなことを色々と感じさせてもらった肉筆でした。
堅山南風(かたやま なんぷう)は1887年〈明治20年〉生まれ 1980年〈昭和55年〉没の熊本県熊本市出身の日本画家
送り主の楠部 彌弌(くすべ やいち)は1897年(明治30年)生まれ
1984年(昭和59年)没の日本の陶芸家。京都市東山区生まれで、釉薬を磁土に混ぜて何度も塗り重ね、独特の深い色あいを生む「彩埏」の技法で知られる陶芸家です。
¥12,000
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