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2021/11/24 08:49


夫(廣瀬豊 NOVA+4)の最も信頼する友人、角田俊也さんが先日泊まりがけでおいでになりました。
翌朝、角田さんがかんらん舎の大谷さんととても仲良くしていらっしゃると伺い、
生前伊藤氏が大谷さんに大変お世話になったお礼にご挨拶に伺いたいと申し出ましたら、11月13日に連れて行っていただきました。

かんらん舎は、日本で一番最初にヨーゼフ・ボイスの展覧会を開催したギャラリーで、伊藤さんもボイスのマルティプルをここで

手に入れました。大谷さんからケルティックや、ミラーピースを手に入れてご満悦だった伊藤さんの顔が思い出されます。
当時の店主にはその作品の意味がちっとも分かりませんでしたが・・・・(今も決して分かってはおりません)

お会いするに先立って、大谷さんから御恵贈いただいたこちらの本
「現代美術ことはじめ」は、研究者 岡添瑠子氏が編集してまとめられたものです。
かんらん舎の活動の歴史を開催した展覧会順に大谷氏のテキストと共に写真入りで紹介されています。
ボイスの資料を扱っていながら、評論家の方の文章を読んでもちっとも頭に入ってこない、頭脳ぼんやりの店主ですが、
大谷さんの文章は身体に流れ込んで来る新鮮な清水のようで、飲み干すように拝読しました。
大谷さんのお宅では、水石の話、日本の歴史の話、古裂のことで現代美術の話はあまりしなかった。
でも、大谷さんの首尾一貫した美意識をその場で直に薫陶を受けたように思います。

大谷さんから託されたハミッシュ・フルトンの1991年の作品集「百の石に手を触れて」は、
もう少し店主がちゃんと味わってからSHOPに並べることにいたしますね♫

あと、今回のご縁を繋いでくださった角田俊也さんについてもいつかブログでご紹介したく、只今店主絶賛勉強中。
豊が最も大事に思って信頼している方です。