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2023/07/17 08:09
山梨にある当店は毎年たくさんの青梅(中梅)をいただきますので、義母から相伝された梅干しを漬けております。
今年も約6kgの梅干しが出来上がりました。
当然家族では消費しきれないので、ご注文くださったお客様に差し上げる(勝手に送りつける)ようになったのが3年前。
最初の年はこんなものが届いたらお客様もびっくりするだろうと、店主も内心ドキドキしていたのですが・・・・
案外と面白がってくださるお客様も多くて、ありがたいことです。
里山資本主義とは、藻谷浩介氏が提唱したもので、
「お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、あらかじめ用意しておこうという実践」とのこと。店主も10年くらい前に何かの講演会でこの概念をで知りました。
この大量の梅(冬には干し柿用の柿!)が店主にもたらされるのはまさに里山資本主義なのでは??
そう思って、いただいたものにせっせと手をかけて漬けたり干したり・・・・
店主自身も最初は半信半疑でしたが、山梨で実践している内にだんだんと思考が貨幣経済信奉から脱去しつつあります。
そんなことより「本の仕事をちゃんとやれ!」と家族にも呆れられておりますが、
ヨーゼフ・ボイスの「芸術=資本 Kunst = Kapital」にも通じるところがあるとも考えていて、これは店主の研究・実験です。
どうぞお付き合いくださいませ。
まあ、難しいことは置いておいて・・・熱中症対策に田舎の酸っぱい梅干しをどうぞ!
プレゼントは梅干しが無くなり次第終了します。