2025/07/15 14:03
今ではtelescope名物となったご注文のアイテムについてくる自家製梅干し。
ある年、50kgという大量の梅をいただくことがあって、ご注文いただいた方にプレゼントすればいいと思いついたのがきっかけで始まりました。
昨年からは、torch pressの網野さんのご紹介でご近所の小梅や大梅を分けていただき、やはり大量に漬けることができています。
YOMUのPOP UPでは、特製コラボラベルをアーティストの角田純さんに描いていただきPOP UPのアイテムを買ってくださった方に小梅をプレゼントするという楽しい展開も。
telescope 謹製 梅干しは、義母に教わった塩と赤紫蘇のみの無添加なシンプルレシピ、減塩10%以下ということもあって好評です。
販売のご希望いただくこともありますが、漬物の販売は認可性なので売れないのです。
ということで、圭子さん(義母)レシピのオープンソース化を試みてみます。
梅干しは古くは薬として用いられてきた歴史もあり、医者いらずとも言われます。日本の誇るべき食文化、
フルクサスの精神を借りれば、生活とアートを分けないメンタリティで、ぜひ手作り梅干しに挑戦してみてください。
(毎年レシピを書こうと思って季節が終わると気持ちが挫けちゃうので、今年の梅仕事の季節は終わっちゃったけど、来年チャレンジしてみてください!)
How to make Umeboshi telescope 謹製 梅干しの漬け方
完熟梅を使う方法もありますが、telescopeでは青梅を使う方が好み。梅雨の合間の晴れ間に採る梅が瑞々しくて最高です。
完熟梅の漬け方は、またちょっと違って、こんなに塩を揉みこまないみたいです。
完熟前の青梅 1kg
塩 100g (梅の10%の塩をボールに入れておく)
赤紫蘇 梅の20%くらい
ホワイトリカー(消毒用)
樽
中ふた
重し(500g以上 未開封の塩や砂糖などでも可)
1.水を張った樽などに梅を漬けて半日から一晩つける。
梅のヘタをとり水で洗い、ザルにあげて水をきる
2.綺麗に洗って乾かしてある樽にホワイトリカーを、コップ半分くらい回しかけ消毒する。
3.ボールの塩を軽く手に取り、青梅の皮に傷がつくような気持ちで、一粒一粒塩をよく擦りこませる。樽に順に塩梅を並べてゆき、
一段ごとに塩を軽く一握り振る(淡雪が降った景色になる感じ)これを繰り返す。
最終的にボールの塩を10~20gくらい残すようにすること。この余った塩は赤紫蘇を揉むのに使うので取っておく。
4.中蓋をして、重しを載せる。カビ防止のためにも梅酢が早く上がるのが理想なので、重しは重い方が良い。
梅酢に浸かっているとカビにくいので、樽を回したりして、梅酢が梅に触れるように朝晩様子を見る。
早い時には一晩くらいで梅酢が十分上がってくる。
5.梅酢が梅にかぶるくらい上がったらなるべく早く赤紫蘇を用意
6.赤紫蘇を茎から葉を外し、葉をよく洗いざるなどで水をきる
7.水気の取れた赤紫蘇の葉に、3で残しておいた塩をまぶして軽く揉んで、少し置いておくと少しシンナリするので、
葉をちぎったりしながらよく揉む。十分に揉んだら、水分を固く絞る。
8.梅酢の上がっている樽の重しや中蓋をとり、絞った赤紫蘇を梅の上に広げる。梅酢に反応して赤く染まり始める
9.数日で真っ赤に染まる。
減塩気味のレシピなので、カビが一番心配。でもとにかく赤紫蘇を入れればカビの心配はもう大丈夫!
3.をしたらもう紫蘇を準備するくらいのタイミング
10.土用の丑の頃(7月20日ころ)、よく晴れた日にザルに梅を並べて干す。(キッチンペーパーをザルに広げてもOK)
梅酢も一緒に日光に当てると良い。直射日光の当たる風通しの良い場所が理想。途中で梅を天地返して、表面を乾かす。梅酢に戻して保管しても良い。