古書店なのに、なぜハタキが・・・・という事で番外編です。
まあ、昔ながらの本屋さんなら、ハタキをかけて掃除したので、全く関係ないとは言えないかもしれませんが・・・・
店主の祖母・母が和裁士で、店主も和裁は少々嗜みます。
本業が忙しくて自分や家族のものを縫う、また自宅で仕立て直しを教えたりしていますが人様のものを仕立てることはありません。(キッパリ)
それでも着物を着ていることも普通の人よりは多く、不要になった着物をいただくことがままあります。手に余る着物を解いて半纏に仕立て直したりして「くり回し」ています。
蚕が作り出す絹は本当に美しく優れた繊維です。昔の人は豆3粒包める端切れなら捨てなかったといいます。現代の洋服の概念とは違う価値観が着物にはあると思います。
正絹の着物の胴裏は裂いてハタキにすると良いと母から相伝されました。
庭の黒竹を使って、白い胴裏を染めたりしてハタキを作っています。
(ストーブの上に乗っけておくだけのズボラ染色ですが堅牢です)
実はこれまでにもう100本近くのハタキが手元から嫁いで行きました。
作り過ぎて黒竹が枯渇してしまって、庭師さんに取り過ぎ注意の勧告を受けたことも。
正絹ハタキ、売っているようで売っていないので、これは案外需要があるのかも・・・
と思って、気まぐれにこちらのサイトにも置いてみようかと思った次第。
黒竹の生育事情で、たくさんは作れないのと、解き反物の胴裏を手染めしている短冊のカラーバリエーションも一期一会。お気に召しましたらどうぞ。
なお、黒竹は自然のものなので一様ではありません。少し曲がっている場合もございますが、ご使用には問題ない範囲です。。
母にはハタキに使う生地はハサミで断つよりも、裂いたままを使った方が埃をよく絡めて良いのだと教わりました。短冊に使っている胴裏は柔らかく、障子などのデリケートなものを掃除するのには大変に効果を発揮します。もちろん書棚の掃除にも・・・・
だいぶ振り落としてありますが、使い始めは糸きれが落ちるかもしれません。だんだんと落ち着き使い勝手の良いハタキに育ってゆきます。その過程もお楽しみください。
サイズ
正絹布地(短冊) 約28cmくらい
黒竹軸 約50cm
かけ紐(正絹) 約10cm
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ご了承ください。
¥2,200
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