【 絶版ポスター・エフェメラ・稀少 】破局の精神を祓いのけるために(ギャラリー・レイモン・コルディエ、パリ) Pour conjurer l'esprit de Catastrophe Jean-Jacques LeBeL, raymond Cordier Galerie Raymond Cordier 1962 [3100220]

【 絶版ポスター・エフェメラ・稀少 】破局の精神を祓いのけるために(ギャラリー・レイモン・コルディエ、パリ) Pour conjurer l'esprit de Catastrophe Jean-Jacques LeBeL, raymond Cordier Galerie Raymond Cordier 1962 [3100220]
【 絶版ポスター・エフェメラ・稀少 】破局の精神を祓いのけるために(ギャラリー・レイモン・コルディエ、パリ) Pour conjurer l'esprit de Catastrophe Jean-Jacques LeBeL, raymond Cordier Galerie Raymond Cordier 1962 [3100220]

商品詳細
発行年:1962
出版:Galerie Raymond Cordier
言語:仏語
サイズ:46.3×72cm
装丁:オフセット

コンディション
中古 経年による黄化 ヤケ  折筋に沿ってキレ(和紙で裏打ちしました)
八つに折ってあります
古いものにつき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。

 注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。

 店主よりコメント
1962年 Galerie Raymond Cordier ギャラリー・レイモン・コルディエで、Jean-Jacques Lebel ジャン=ジャック・ルベルの企画により開催された展覧会
「Pour conjurer l'esprit de catastrophe 破局の精神を祓いのけるために」
のインヴィテーションポスター。
パリのブーローニュ (Cinéma-Studio de Boulogne, Paris )という映画スタジオでやったハプニング。よーく見てください。日本の工藤哲巳が参加しています。

このポスター、国立国際美術館でも所蔵しているみたいです。

ジャン=ジャック・ルベルは 1936年、パリ生まれ
フランスのヴィジュアルアーティスト、詩人、コレクター、作家、政治活動家、パフォーマンスアートやハプニングアートイベントのクリエイター
ルベルは、その多様な作品や詩の他に、ビート・ジェネレーション(バロウズとかのね!)やハプニングに関する初期の活動でも知られ、フェリックス・ガタリ、ジル・ドゥルーズ、アメリカの詩やアートシーンと密接な関係を持つ美術理論家としても知られています。アートキュレーターでもあり、詩人、翻訳家、詩の出版者、政治活動家、美術収集家、美術史家、マルセル・デュシャンの作品の専門家であるロベール・ルベルの息子。

ハプニングとは、1950年代から1970年代前半を中心に、北米・西ヨーロッパ・日本(主に具体)などで展開された、ギャラリーや市街地で行われる非再現的で一回性の強いパフォーマンスアートや作品展示などを総称するのに用いられる美術用語。
1966年に「ASSEMBLAGE, ENVIRONMENTS & HAPPENINGS」
(当edition 清里現代美術館アーカイブブック2 のP217に掲載)
を著したアラン・カプローによると、ハプニングとは「きまった時間と空間の中で演じられる点では演劇に関連をもった芸術形式」。
カプローが初めてハプニングという言葉を使ったのは1959年だそうです。(諸説あり)
ハプニングという芸術表現形式は
抽象表現主義のアーティスト達に、
フルクサスのアーティストへ、
ケージなどの現代音楽家へ、舞踏家へ、
日本では具体美術協会へと、
様々にジャンルも地域も広範にアーティストに受け入れられて発展して行きました。

ルベルの企画したこの展覧会は、ハプニングの歴史でも早い時期のヨーロッパでの展覧会の一つ。(ヨーロッパ初のルベルによるハプニングは、1960年、ヴェネツィア「L'enterrement de la Chose」)
あまりこの展覧会の写真は見つからないのですが、
https://artperformance.over-blog.fr/article-pour-conjurer-l-esprit-de-catastrophe-j-j-lebel-1962-galerie-cordier-paris-111276127.html
に少し・・・

このポスターを調べる内に、参加していた工藤哲巳について再調査。
清里現代美術館の蔵書にも工藤哲巳の資料は多めにあります。
(もう随分販売して無くなってしまったけれど)
日本でもネオダダとか、当時は現代アートが最も賑やかだったNYでもよかろうに、今よりも更に厳しい1ドル360円時代にどうしてパリに渡ったのか?とても不思議だったのですが・・・
第2回国際青年美術家展(汎太平洋展)大賞受賞でパリ行きが決まって、パリに行かないとそれももらえないというような状況だったそうです。それでも、ご夫妻でいらしたそうなので、経済的にだいぶ大変だったのではないでしょうか??
工藤のちょっと独特な素材選びは、手に入るもので制作するという環境の必然からそうなったのかなとも考えられますね。(ブリコラージュ的)

アイテムとしては、ポスターサイズですが、折り畳まれて発送されたらしく、招待状と言う記述も散見されます。紙は薄くて、だいぶ時代がついている感じで灼けており、折筋に沿ってキレてしまっております。そのままではバラバラになってしまいそうなので、和紙で裏打ちしました。
700ユーロくらいの流通ですが、コンディションを価格に反映させてあります。

ご要望がなければ筒に入れて発送しますので、他のアイテムと同梱はできませんので単独でお求めください。

¥110,000

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