商品詳細
発行年:1980
出版: HARLEKİN ART
言語:独語
サイズ:A3 二つ折り
コンディション: 経年並み A4に畳んだ状態で半分に折れ筋あり HARLEKİN ARTのバインダーにファイルするための穴が4つ空いています
古いものにつき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。
注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
まず、HARLEKİN ARTとは・・・
コレクターのウテ&ミヒャエル・ベルガー夫妻(Ute and Michael Berger)が、ヴィースバーデン=エルベンハイムの旧カトリック教会を、「HARLEKIN ART」として展覧会と出版の企画を1977年に始めたのが始まり。
革新的なアーティストによる作品を集め特別にデザインし、その一方で価格を抑えることで幅広い人々に受け入れられることを目標としていました。
アドバイザーを務めたのはノルベルト(クバ)・クバツキ(Norbert (Kuba) Kubatzki )と、後にヴィースバーデン美術館の保存家となったエーリッヒ・ガンツァート=カストリロ(Erich Gantzert-Castrillo)。ガンツァート=カストリロは美術館と共同で 1979 年に HARLEKIN ART から膨大な「現代美術家の技法と作業材料のアーカイブ(Archive for Techniques and Working Materials of Contemporary Artists)」を出版しています。
ヨハネス・ブルス(Johannes Brus)、ミヒャエル・ブーテ(Michael Buthe)、ヨッヘン・ゲルツ(Jochen Gerz)、ヘルベルト・ハマク(Herbert Hamák)、ジョー・ジョーンズ(Joe Jones)、ユルゲン・クラウケ(Jürgen Klauke),、ウレイ/アブラモヴィッチ( Ulay/Abramovic)、ベン・ヴォーティエ(Ben Vautier)、ハンナ・フィリンガー(Hannah Villinger)、ヴォルフ・フォステル(Wolf Vostell)、などの作品の展覧会や出版を行なっています。
このラインナップからもフルクサス関連のアーティストが多く、HARLEKİN ARTの当店的なトピックとしては、1982年、にヴィースバーデンで開催された大規模なフルクサス展の会場の一つとなっていること。1983年にはART HATS展も開催。この二つのフルクサス展は重要で、アーカイブ2 にも掲載されています。
この二つのフルクサス展1984年と1985年には、ヴィースバーデン美術館でウテとミヒャエル・ベルガーのコレクションの一部が展示され、「マルチプルとオブジェ」と「ドローイングとビデオの間」が展示されました。
1986年には「フルクセウム(FLUXEUM )」を設立。イベント、活動、展覧会は、ヴァンダースマン通り39番地にある広い中庭を備えた農場アンサンブルの建物に移されました。ハルレキン・ゲシェンケ(HARLEKIN Geschenke)はここに拠点を置き、オルタナティブ・メイ・フェスティバル(alternative May Festival )もここで開催されました。展覧会と出版活動は1990年に終了しています。
ということで、手描き風のかわいいロゴマークのHARLEKIN ARTのエフェメラを清里現代美術館ではいくつかコレクションしていました。このSHOPでもご紹介しています
ユルゲン・クラウケ https://telescopeart.thebase.in/items/51945799
片瀬和夫 https://telescopeart.thebase.in/items/84963839
ハンナ・ヴィリガー https://telescopeart.thebase.in/items/72231981
まだ他にもあるのですが、おいおいご紹介させていただきます。
そして、今回のフリッツ・シュヴェーグラー FRITZ SCHWEGLERについて
1935年生まれ 2014年没のドイツの画家、グラフィックアーティスト、彫刻家、音楽家。
ブロンズ彫刻を1000点制作したことでも知られ、30年間デュッセルドルフのクンストアカデミーの教授を勤め、そこでヨーゼフ・ボイスと親しくしていたことで日本では知られているようです。
このように、ボイスだけでなくコンセプチュアル・アートやその他の運動と頻繁に接触する年代であったけれど、スタイルは独自のもの。時流にのせてカテゴライズされることはなくブレておりません。平凡で可愛らしく見えますが、暗喩が含まれていて、それを読み解けると様々な想像が脳裏に渦巻いてしまいます。
展覧会のタイトルはDIE TAGLICHE JUBELROLLE ユベル・ロベール毎日新聞というところでしょうか?
表紙のEN394号はEINMAL ETWAS GANZ SCHÖNES 一度きりの、本当に美しいもの
見開いたところはA3全面にイラスト・・・左のEN 3897号
囚人服は横縞では?と思って調べてみたところ、縦縞の獄衣のルーツはアウシュビッツだそうです。そして、ER HAT SO UNHEIM-LICH RECHTE AUGEN.
彼は、なんとも言えないほど正しい目を持っている。
右のEN 3696号はDURCH GÄNGE廊下を抜けて・・・
という意味と知ると、どっ、どこの廊下?!と色々な暗い想像が・・・
内側のアーチになっている外側はオフセットで金色のインクで刷られています。
¥6,800
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