
商品詳細
発行年:1987年
出版:Joan Guaita,, Madrid
言語:英語。スペイン語
サイズ:21.3 x 29.3×0.5cm
装丁:ソフトカバー ダストカバー
重量:30g
コンディション
中古 経年劣化あるものの良好
本体:経年並のヤケあるものの良好
表紙:スレ感あり 周囲・背表紙にヤケ
古いものにつき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。
注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古書の特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
フルクサスの冊子によく描かれている、クラシカルなイラストコラージュ。昔の医療図版を使ったドキッとする様なアイロニーに満ちたイラスト・・・あれはボブ・ワッツ、あるいはドクター・ワッツ、またはロバート・ワッツ(3種類の名前で呼ばれています)の仕事なのです。
彼の作品を集めた1987年の作品集です。
ミューズコットンの様な薄いグレーのダストカバーに、エンボス加工がされている装丁です。
ミューズコットンは退色しやすい紙なので、これももれなく背表紙や周囲は若干退色しています。
中のページは、経年並みのヤケがありますが、折れなどもなくコンディション良好です。
テキストは英語とスペイン語併記ですが、英語の文字はとても小さいです。
ボブ・ワッツはフルクサスのアーティスト。
ジョージ・ブレクトと共に、「Yam Festival(ヤム・フェスティバル)」(1963年)を主催しました。これは1ヶ月にわたってコンサートやパフォーマンス、郵便物の送付などが行われたイベントで、ハプニングやメール・アートの先駆けとなった、フルクサスの主要なイベントでした。
また、ボブ・ワッツはフルクサスの活動を通して「メール・アート(郵送芸術)」と「切手作品(Artistamps)」でも先駆者と言えます。KMCAアーカイブ2(P52,53)にはボブ・ワッツが1964年と1976年に製作したFLUXPOSTを掲載しています。「芸術を美術館から解放し、日常のネットワークに流し込む」という思想を最も象徴する活動です。Fluxpostはは「一点物の高価な絵画」を否定し、「安価で誰でも所有できるアート」を目指したフルクサスの理念を象徴する作品です。
さて、この「Flux Med」シリーズ。エンジニアリングの学位を持っていたワッツはドクター・ワッツとも呼ばれることもあって、19世紀のフランスの医学的な彫版(エングレービング)をベースにしたコラージュやシルクスクリーンのシリーズ。ワッツ特有のユーモアと冷徹な視点で再構成しています。ちょっとグロテスクだけど品があるのはワッツの人間性かもしれません。人間を「システム」や「メカニズム」として捉える彼の独自の美学と知性が感じられます。
そうは言ってもネットにあげるのを躊躇するイラストも多くて、19点のイラストの内、5点のみのご紹介にとどめました。ぜひお手元でお楽しみください。
¥8,500
※この商品は1点までのご注文とさせていただきます。