商品詳細　
発行年：1993
出版：Revista Ilustrada de Información Poética, MADRID
言語：スペイン語
装丁：ソフトカバー　２冊組
ボックスのサイズ：22.4×28×5.6cm
重量：2.9kg

コンディション
中古　大変良好
本体：微細なヤケ感あるものの極めて良好
表紙：大変良好
ボックス：角スレあるものの経年並み
古いものにつき、細かい劣化についてはご理解くださいませ。

　注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム＆ノーリターンでお願いします。

　店主よりコメント
『ゲルニカ』（Guernica）は、スペインの画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中の1937年に描いた絵画作品です。それと同じ絵柄で作られた壁画もゲルニカと総称しますが、原画はマドリード市内の国立ソフィア王妃芸術センターに所蔵されています。

主題は、ドイツ空軍のコンドル軍団によってビスカヤ県のゲルニカが受けた都市無差別爆撃（ゲルニカ爆撃）で20世紀を象徴する絵画とされています。
反戦や抵抗のシンボルとなり、ピカソの死後にも保管場所をめぐる論争が繰り広げられ、祖国スペインにようやく返還が決定したのは1981年です。

そして、こちらの本は、ゲルニカの原寸をページサイズに分割して一冊に綴じたという驚くべき一冊。写真を観ていただくと、冒頭黒っぽいページが続きます。時々もしかしたらあの部分？と思しきディティールも出てきますが、確信は持てないまま・・・
ゲルニカそのものが349 cm × 777 cmと大きなものなのでページに切り分けても全体の印象や鑑賞は到底できません。貼り合わせたら、マドリッドまで行かなくても、実寸大で鑑賞できるかもしれませんが・・・もしかしてMy ゲルニカを獲得！みたいな経緯で作られた本なのでしょうか？と懐疑的に思っておりましたが、
デュシャンの原寸大大ガラスポスター（現在在庫切れ）
【新品・デッドストック保管品】マルセル・デュシャン 大ガラス実物大ポスター(?)　フィラデルフィア美術館2002(2)　[94382768]
https://telescopeart.thebase.in/items/11348993

も、原寸大で鑑賞することの大切さを教えてくれたアイテムだったので、改めて観てみると、
各ページは黒いページが続くと思いきや、MNCARSで間近でゲルニカに対峙した時の様な原寸大のマチエールが迫ってきます。ピカソの手に握られた筆の墨痕鮮やかに、心情の動きがスピード感や濃淡になって訴えかけてくる様な気がしてきました。
ゲルニカが一冊にまとめられている１冊目の背表紙は、割れない様に工夫されています。各ページは袋小口に作られています。

薄めの２冊目はピカソの生い立ちから経歴など写真やカラフルなデザインで紹介されています。