商品詳細
発行年:2007
発行:Fotomuseum Winterthur
言語:独語
サイズ:14.8×21cm
コンディション
中古 経年並
注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いもののの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
カードはAntje Dornの0,0 Totalシリーズの内一枚が作品が掲載されています。
https://www.galerie-m.com/artist_info2_en.php?aid=192&aifid=253
上記のページを見ると、このカードの展覧会でのAntje Dornの0,0 Totalのインスタレーションの様子を見ることができます。日常の生活に現れる様々なものを撮って作品にしています。
その中の一枚、この赤い液体は・・・・経血を思わせるような色・質感です。
この写真が象徴するように、この展覧会はフェミニズムやジェンダーについて考える企画です。
2007年当時(今から17年前!)のこうしたテーマについて考えた展覧会が今とどう違うのか?興味深いです。
裏面には
「数十年にわたり、女性たちは、芸術や世界における自身の状況に取り組むことによって、主に女性の問題を通じて現代美術の中で(フェミニストの)声を生み出すことをほぼ強制されてきた。 この方法でのみ、集中的な内省と権力分析が行われ、注目されるチャンスが得られました。 過去 30 ~ 40 年間の女性アートがアイデンティティやジェンダーの概念と非常に強く結びついているのはそのためです。 例としては、Valie Export、Cindy Sherman、Rosemarie Trockel などのアーティストが挙げられます。」
と書かれています。
当店の在庫が清里現代美術館の蔵書を元にしているため、整理をしていると、このテキストのいうところの過去 30 ~ 40 年間に出版されたものを扱っていることになります。極端に女性のアーティストのものの本が少ない。というか出版されていないのだろうと思います。
それだけ当時のアート界のジェンダーバランスが崩れていたのだと想像します。これはアート界に限らずでしょうが・・・
「当たり前のこと」というタイトルについては、
「日常生活の中で警鐘を鳴らしたいと考えています。 彼女は共同展覧会で多くの女性を発表し、この意味で再び共通の修辞的枠組みを作り出していますが、展示されている作品はもはや言及された分野を中心に展開しているだけではなく、むしろ世代、フォーマット、態度、アプローチが混合されており、新しいものとなっています。今日の女性にとって当然のことと考えられている他の道も示されています。」
と書かれています。
清里現代美術館の伊藤さんと共同で1994年頃に始めた当時、店主が女性であることを示唆することは、ある意味危険でもありました。また「経血」なんてワードを書こうものなら・・・今だと笑い話の様ですが、そういう意味では社会の理解も進んでいるのかな?とも思う一方で・・・モヤモヤも少なからずあります。
店主も、「フェミニズム」という言葉が特に取り沙汰されずに済む様な、「本当の意味で!」無くなる時代になるといいなと願っております。
¥3,800
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