商品詳細
発行年:1994
発行:Fotomuseum Winterthur
言語:独語
サイズ:14.8×21cm
コンディション
中古 経年並
注意事項
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ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
店主よりコメント
Fotomuseum Winterthurで1994年に開催されたジル・ペレス(1946 年 12 月 29 日生まれ フランスの写真家、マグナム・フォトのメンバー)の展覧会のインヴィテーションカード。
ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで1992年から1995年まで続いた内戦で、ボスニア紛争を取材した作品。
このボスニア紛争、1992年から1995年に渡りました。この展覧会は1994年ですので、店主が20代の頃のこと。ボスニア・ヘルツゴヴィナという言葉はテレビのニュースでよく聴いてはおりましたが、この地域の複雑な歴史・背景があってのこと。当時の店主が詳しく知っているわけもなく、今回改めて学び直しました。
およそ3年半以上にわたり全土で戦闘が繰り広げられた結果、死者20万、難民・避難民200万が発生したほか、ボシュニャク人女性に対するレイプや強制出産などが行われ、第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の紛争となったとされています。
でも文章にすると、嗚呼なんと空虚な記述になることか。
巻き込また一人一人の人生に想像力を働かせることが必要かと。。。
このカードに掲載されている写真は、砲撃で割れた窓ガラス越しのボスニア。インヴィテーションカードなので、控えめな暗示的なものが選ばれているように思います。
https://ursstahel.ch/gilles-peress
この展覧会を紹介しているUrs Stahelのページを見ると、当時の展示の様子が掲載されていて、とても直視できない惨状、もちろんインヴィテーションカードにはNGな写真が展示されています。
このボスニアの紛争で取り上げられる強い言葉として、「女性への性暴力」「民族浄化」などがあります。1990年代からもう何年経ったのでしょうか?もう30年です。
人類は知恵や豊さを手に入れたのでしょうか?
まったく同じ状況、あるいは更に悪くなっている様にさえ思います。
人類進化史として、同じところをただグルグル繰り返している。
今起きている世界の現実に、少しだけでも関心を持って、掘り下げて考え、自分に何ができるのか心を傾けていかなければと思います。20代の自分、忙しさから蓋をして無知のまま過ごしてきてしまった反省も込めて・・・
「敵に殺されるのではなく、世界の無関心に殺される」という言葉もあります。
現代美術を見ることは、思考のレッスンにもなるので、歴史の学び直しと合わせてぜひ現代美術も観ていただきたいです。
¥3,800
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