商品詳細
発行年：1956
出版： The Stedelijk Museum in Amsterdam / Institute of Contemporary Arts
サイズ：18.1×14.9cm　

コンディション
中古　経年並のヤケ感 ホチキスによる綴じにサビ　サビシミあり

　注意事項
画像をよくご覧いただき、ご検討の上、古いものの特性を良く理解頂ける方のみのご注文をお願いします。神経質な方のお求めはお控えください。
ノークレーム＆ノーリターンでお願いします。

　店主よりコメント
The Stedelijk Museum in Amsterdam(写真３の上） / Institute of Contemporary Arts(写真３の下） で1958年に開催されたウィリー・バウマイスター WILLI BAUMEISTER の展覧会カタログです。
同展のプライベートビューのインヴィテーション・エフェメラも在庫があります。
https://telescopeart.thebase.in/items/84579363
先日このカードをご紹介した際に、このカタログを一緒にご紹介したかったのですが、見つからず、倉庫を探しまくってやっと発掘！小さいので、探し出すのが大変でした。

カードほどではありませんが、こちらのカタログ（2冊組）も大変貴重な資料です。
カタログの表紙は、ドイツの画家兼製図家のJoseph Fassbender (1903 - 1974).のデザインです。英国の美術史家、批評家、アナキストのHerbert Readによる序文と、ドイツの美術史家・批評家 Will Grohmannによる短いエッセイが掲載されています。

3枚目の写真上　The Stedelijk Museum in Amsterdam 版はドイツ語
下の Institute of Contemporary Arts 版は英語で書かれています。
並べてみるとテキスト量がちょっとだけ違います

同じ時期に同じ展覧会のために制作され、双子の状態で揃っておりますので分けずに一緒にしておいてあげたいかなと2冊組です。先のカードと合わせたらコンプリートですが、あまりにも価格が跳ね上がってしまうので・・・断念。

最近、よく聞く様になった話として・・・・
大きな出版社から発行されている、束も厚くて有名なアートブックは捨てられることはなく必ず残るので、必要になった際に世界中探せばなんとか手に入れることができる。
けれども、こういう薄くて然もない本は、ついつい廃棄されがちで残りにくく、手に入りづらいという現象。機会を逃すと手に入らない。
これはエフェメラと全く同じ現象です。
だいぶニッチな話なので、これを買うといいですよ〜というような話ではありません。念のため。
コレクターさんもディガーになればなるほど薄くて捨てそうになるアイテムの中でも更に貴重なものを見分ける力が増していくということなのかもしれません。ただきっと束が厚い大型の本に比べると保管管理がきっと大変なはずとも思います。
それにしても、資本主義が成熟してくると、これまで価値が無いと思われがちだったものに新たに価値が再定義される現象が生まれるのかしら・・・・などと思うこともあり・・・