商品詳細
発行年:2004
出版:Deitch Projects
言語:英語
装丁:ソフトカバー
サイズ:12.9×12.9×1cm
コンディション
中古 経年並 スレ キレ 小オレ
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注意事項
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店主よりコメント
写真4の英語を自動翻訳したものが以下になります。
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ゴキブリの冒険
20世紀は、人類による残酷さの実験が頂点に達した世紀でした。他の世紀では、自己防衛のため、あるいは生存のために、私たちは依然として互いを殺し合う口実を持っていました。20世紀において、私たち人類は残酷になる必要がないほど賢明でした。それでも、互いに残酷であろうとする強い欲求は過去の数世紀から私たちに受け継がれ、繰り返し実行されてきました。実際、私たちは人類史上最も野蛮な世紀を作り出したのです。人類はその代償を被ってきました。
私たちは、女性たちに、自分たちが飢えさせた人々と同じくらい痩せていることを望みました。私たちは自らの家族を崩壊させ、他の家族と精神的にも、感情的にも、そして時には肉体的にも断絶しました。私たちは子供たちを虐待し始め、無視し、私たちから引き離しました。子供たちも私たちのもとを去りました。束の間の平和は、恐怖と疑念とともに享受されました。愛は一時的なものであり、用心深い皮肉に見舞われました。実際、私たちは精神的にも感情的にも、飢えた者となってしまったのです。
今、私たちは自分たちが作り出した心理劇にどっぷり浸かっており、さまざまなプロパガンダの影響以外ではもはや現実を見ることができません。
私は一日ゴキブリになって、この街で何が起こっているのかをゴキブリの目を通して見てみることにしました。ニューヨーク市は私たちの社会の文化の中心地と言っても過言ではないので、街の様々な場所をゴキブリの視点から写真に撮り、提示しました。このもう一つの強大な種族の目を通して、私たちは夢と悪夢が作り出した真の現実を知ることができるかもしれません。この冒険に、ぜひご参加ください。
2003年10月
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Cockroachは日本語ではアレですよ。「G」のつく黒い虫ですね。
忌み嫌われるこの虫の視線でヨーコが観た世界をインスタレーションした展覧会。
ニューヨーク、Deitch Projects、2003年10月4日~11月1日に合わせて出版されたCDサイズの可愛らしい本です。
テキストは最小限で、「私は一日ゴキブリになって、この街で何が起こっているのかをゴキブリの目を通して見てみることにしました。」の視線で構成されたインスタレーション。どおりでなんとなく視点に違和感を感じるわけです。巨大な靴が、人の視線より低い視点から撮られていたり、あるいは、違和感を感じる高さから撮られていたり・・・
綺麗な蝶など、精霊的な虫の目線だったら、素敵な夢物語でその先を想像することを人は止めてしまったかもしれません。
「FLY」もそうですが、更にインパクトのある「G」の目線だからこそ、ヨーコの訴えたいことが明確になるのかも。
ご心配なく、表紙にも、どこにも「G」の面影はありません。とても綺麗な雰囲気。
巻末には、暗闇に遠くに見える白い光の点が、近づいていくと緑の楽園(?)の入り口になっているという構成です。
暗闇の中にこそ光がある
暗闇は無く、無知があるのみ
「20世紀は、人類による残酷さの実験が頂点に達した世紀」
21世紀、人類は多様な視線から学んで実践してゆけるのか?
色々な言葉を頼りに、思考と試行を重ね、少しでも美しい世界に近づいて行きたいものです。
¥5,500
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