
MATSUZAWA Yutaka: Poeta astronosiae
シリーズ 3
商品情報
・タイトル:松澤宥の詩 幕が上がればNIL
・編著:金澤一志
・発行:Telescope
・価格:¥1.980(税込)
・仕様:ソフトカバー / 56ページ / 2026年 / 14.8cm x 21.0cm / 日本語
概要
日本が誇るコンセプチュアルアーティスト・松澤宥(まつざわ・ゆたか 1922-2006、または1922-2222)が「オブジェを消せ」という啓示をうけてオブジェ制作をやめたエピソードは有名です。その十年前に、啓示はありませんでしたが「詩をやめた」ときがあります。最初は「詩人」だったのです。
詩人時代のあとも松澤宥はことばを素材にした制作をずっとつづけることになります。でもそれは詩ではなく「言語による美術作品」なのだと説明されます。それにしては美術作品のようにみえる詩をたくさん書いていて、詩人が消滅して美術家が生まれたわけではなく、かわらない精神のようなものを継続させたうえでの転身だったと考えるべきでしょう。
Telescopeでは松澤宥の「詩」に焦点をあてて稀代のアーティストの精神の源流をさぐる研究を叢書として刊行します。構成編集は余人をもって代えがたい金澤一志によります。本書はシリーズの第三冊にあたり、1940年代からの最初期の詩篇を収載し、また「松澤宥の詩」シリーズの総論にあたる論考をおさめました。
『松澤宥の詩 幕が上がればNIL』 松澤の詩研究叢書3
1952年の一年間に集中して「シナリオ」が書かれています。シナリオといってもそのまま上演できるようなものではなく、シナリオの形式を借りた語彙と進行の確認、「詩の練習」のおもむきがあります。イギリスの詩人エリオットがそうであったように自分が体験した芸術の堆積から自分の芸術をうみだす、「文学による文学」というスタイルへの到達をみせることで一年間の成果とし、このあとシナリオを書くことはありませんでした。
内容
・松澤宥 シナリオ集
・論考 シナリオ筒の一年 / 金澤一志
※清里現代美術館との精神的ネットワーク
今回の出版におきまして私たちが想起するのは長野ー山梨のアート伏流です。かつて清里現代美術館の伊藤信吾氏と松澤宥のあいだには濃密な交流がありました。お互いの精神性に共鳴していた彼らの往還がこの地域のアートシーンに強靭な土壌をはぐくむことになったと思います。松澤宥はアメリカ留学時代にあのジョージ・ケペッシュからの誘いをことわって帰国した諏訪ファーストのひとです。強烈な精神が土地、地域とむすびついていることはまちがいのないところです。山梨に在している私たちがこの企画を手がけることは、精神の継承を実感する機会になっています。
edition telescopeのMATSUZAWA Yutaka: Poeta astronosiae シリーズ
1. 『松澤宥の詩 クオ=ヴァディス』 The Poetry of Yutaka Matsuzawa: QUO VADIS
https://telescopeart.thebase.in/items/148057541
2.『松澤宥の詩 カルマン線を超えて』The Poetry of Yutaka Matsuzawa: KÁRMÁN LINE
https://telescopeart.thebase.in/items/150106232
3.『松澤宥の詩 幕が上がればNIL』
The Poetry of Yutaka Matsuzawa: THE SHOW BEGINS IT IS NIL
https://telescopeart.thebase.in/items/161137875
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