2023/05/24 23:19
清里現代美術館 アーカイブブック 第1巻「エフェメラ」
大変お待たせしておりました、清里現代美術館 アーカイブブック 第1巻「エフェメラ」、
清里現代美術館は1990年に山梨県清里に開館し、2014年に閉館となってしまった個人美術館。
本書は現在まで1度もまとめられることがなかった、清里現代美術館の資料をまとめ、アーカイブブックを出版するプロジェクトの第1巻であり「Ephemera(エフェメラ)」のみに焦点を当てた内容となっています。
瀧口修造、松澤宥、クレス・オルデンバーグ(Claes Oldenburg)、サイ・トゥオンブリー(Cy Twombly)、ダニエル・ビュラン(Daniel Buren)、ドナルド・ジャッド(Donald Judd)、エルズワース・ケリー(Ellsworth Kelly)、ハンネ・ダルボーフェン(Hanne Darboven)、ジョン・ケージ(John Cage)、マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)、ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)、スタンリー・ブラウン(Stanley Brouwn)、トニー・クラッグ(Tony Cragg)、ヴォルフガング・ライプ(Wolfgang Laib)など、
清里現代美術館所蔵の貴重なエフェメラコレクションの数々が掲載されています。
hardcover 512 pages
185 x 257 mm color
limited edition of 1,500 copies 2023
printed by kato bunmeisha
published by edition Telescope
distribution twelvebooks
・ディレクター : 石崎孝多 Kota Ishizaki
1983年生まれ。tata bookshop / gallery 店主。現在までにOnly Free Paper、Only News Paper、nomazonなどで代表やメンバーとして関わる。
website : https://tata-books.com
・デザイナー : Tanuki
グラフィックデザインスタジオ。国内外問わず文化施設やアーティスト、写真家、建築設計事務所、出版社、その他企業やブランドなど様々なコラボレーターと協働する。デザインの過程における対話に重点を置きながら印刷物、V.I.、Web、空間など様々な領域で活動する。
website : http://tanuki.ooo
・フォトグラファー : 尾原深水 Shinsui Ohara
広告制作会社を経てフリーランスとして活動を行なっている。
website : https://ohara-shinsui.com
清里現代美術館コレクションのエフェメラを手にとって見ているような感覚、更にはコレクションを自分で共有しているような感覚を体感できるような1冊に仕上げました。
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当店店主は、同美術館のディレクター故伊藤信吾氏の教え子であり、同美術館の立ち上げスタッフでもあった関係で、美術館の所蔵資料を預かり運営しております。詳しくは過去ブログをご覧ください。
伊藤家との関係性から膨大な資料を預かって運営して参りましたが、店主一人の力でできることは限られており、膨大な資料を整理するにはたくさんの方の力をお借りしなければなりません。出会った様々な方に助けていただきながら今年なんとか5年目を迎えることができました。
また、資料を販売するだけでなく、伊藤氏がまとめきれなかった資料を本にまとめましょう!と、tata bookshopの石崎孝多さんがディレクターをかって出てくださり、このアーカイブブックプロジェクトが始まりました。こちらも過去ブログをご参照ください。
昨年から始まったこのプロジェクトでは、モーションギャラリーでのクラウドファンディングでたくさんの方にご支援をいただきました。
本当にありがとうございました。
ディレクター : 石崎さんのtata bookshop / galleryでも販売を開始、ぜひお出かけください。
また、ディストリビューターのtwelvebooksさんによって国内外の書店にも流通いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。
また、この清里現代美術巻アーカイブブックプロジェクトの第2巻は「フルクサス」、第3巻は「ヨーゼフ・ボイス」のアーカイブとして出版する予定です。ご期待ください!
※このアーカイブブックの出版は edition Telescope これはこの本の出版に際し誕生した、当店店主が主催する小さな出版社です。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。